FC2ブログ

Seven-Spice

読書記録はネタバレ注意★

2011年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年02月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

『何も持たずに存在するということ』 角田光代

角田さんのエッセイです。
未だに小説を読んでない(笑)

色んな所に書いていたものをまとめたもので
エッセイというか、コラムに近い短いものが多いし
テーマも統一されてない、ほんとにはらはらとした
落ち葉を拾って読むような感じでした。

が、これがまた一編一編のクオリティがすごい
文字数の少ない中で、さらっと書いてはいるけども
かならずうーむと唸るような着眼点や発想や表現があるんですよね

数あるそう言うモノの中で、一番うーむと思ったのが

『喜びはかなしみを消去はしないし、かなしみが喜びをおびやかすことはない』

という一節

お母さんが亡くなった直後に、文学賞を受賞した時の
エッセイだったと思います
究極のかなしみと、究極の喜びを体験して書ける言葉なのかなあ

体験をしたとしても、凡人はこの表現にたどり着かない(笑)


それから『母性というのは才能なのではないか』という発想もよかったな。

”母性本能”と言う言葉があるので、つい母性というのは本能的に
誰もが持ってるモノだと思いがちだけど、ならばどうして虐待や
子殺しがあるのか・・・

母性を「才能」と仮定した上で

『サッカーやピアノに必要とされるものと同じ力のことである。
その才能にしたって、環境や資質がそろわなくては、
発揮されることはないのである』

『人はみんな違う。持っている才能も、与えられた環境も違う。
 金銭的裕福が必要な人も、そんなものがなくとも幸福を感じる人もいる。
 その違いを認めなければ、ゆたかさというものはほど遠いように、
 私にはおもえてしまう』


という結末になっていくのですけども。

なるほどなあ・・・
人はみんな違うと、言葉ではわかっていても
そうやって具体的に考えると、ほんとうに、ほんとーーーーに
違いを認め合うってことは難しいなあ

そしてこんなに違う人だらけの世の中で
似てる人とか、同じ価値観の人に出会えたら
それはもう奇跡かってくらい嬉しいことですね


| 読書記録 | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『杉本彩快楽至上主義』杉本彩

ツイッターで友だちがよく杉本彩さんのツイートを
リツイートしてるので、どれどれ・・と思って読んでみました。

ほぼ同年代なのにあの美しさと迫力の源は
何なんだろうという興味もあって。

ですが

「やってみたいけど未だにやった経験がないこと」が

「コートの下にランジェリーだけを纏って彼のいるホテルを訪れる」





それが

「女に生まれた以上、一生に1回はやるべきだと思うのよね」


と言われましても(笑)


聞いたことも考えたこともなかったし、聞いたからってやりたいとも思わないんですけど(笑)
(例え若かったとしてもw)


いやあ・・・びっくりした。
なるほど。世の中には色んな人がいるけど
違うカテゴリの人だなあ・・・

と、思った次第です(笑)

ただ2年間ほどのエッセイをまとめたものだったので
あとがきでは、その2年の間に変化をしてきたと認めてることが
ステキだなと思いましたよ。

健康を過信してきたとか、自分をいたわるようになったとか・・
それはそれで、またいいこともあるんですよね




| 読書記録 | 21:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

『日本人なら「気品」を身につけなさい』瀬戸内寂聴/美輪明宏/平野啓一郎

TV番組「ボクらの時代」での対談を未公開分もあわせて
書籍化したものらしい

年始に読むのはやっぱり寂聴さんか美輪さんか・・と思ってたら
ちょうど対談があったので図書館で借りてきました。
平野啓一郎さんは芥川賞作家なのだけど、初めてお名前をお聞きした。
不調法モノで失礼をば。お若い方なのですね。

ほとんど聞き役でしたけど、寂聴さんも美輪さんも
平野さんが気に入ってるらしい
これは読まなくては。難しいらしいけど(笑)

肩の凝らない対談なので、すらすらとあっと言う間に読めてしまうけど
やはり寂聴さんや美輪さんの発する言葉は、ずしっと来るよなあ
体験してることがハンパないし。

だいたい、まあ、そうですよね・・・と頷ける話ばかりで
スピリチュアルな話も興味深かったですけど
何が一番面白かったって「節分おばけ」の話ね(笑)

昔は節分になると、60歳70歳の老女が若い娘に化けて
街に出てたらしい。なんだ、そりゃ(笑)
反対に若い娘は早く良縁がありますようにと、丸髷を結って
縁起を祝ったらしいけども・・・

そうか・・気をつけないとあっと言う間に節分おばけになってしまうなあ(笑)

| 読書記録 | 22:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |