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Seven-Spice

読書記録はネタバレ注意★

2008年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年07月

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『羊をめぐる冒険』 村上春樹

『風の歌を聴け』と『ダンス・ダンス・ダンス』の間にある作品で。
もうこんな順番で読むとまるでナルニア国物語状態です(笑)

『風の・・』が序章ならばこの『羊をめぐる冒険』は
まさに冒険にふさわしい物語。
”僕”は相変わらずとても平凡で日常的な人物に思えるのに
(思えるだけです、きっと)とんでもないものに巻き込まれてるよなあ

普通にとんでもないものじゃなくて、まさに事実ならば
小説よりも奇なりだね・・というしかない突拍子のなさなのに
春樹ワールドの中では、受け入れてしまうのはなぜでしょう(笑)

まだ1回、ざーーっと読んだだけなので
時間をおいて、じっくり読まないと感想らしい感想は出てこないのですが
とりあえず文章の中に、正確な日付・・19○○年○月○日というのが
よく出てくるんですけど、いかんせんめっぽう数字に弱いもので
具体的に頭の中に入らないんですよね(笑)
それがきちんと頭の中で時系列にイメージ出来れば
もっと何か見えたかもしれないのにな・・と残念です(^^ゞ

それにしてもどうして私は先に『ダンス・・』を読んじゃったんだろう(^^ゞ
こんなにも関連してるなんて知らなかったよ~(笑)

とりあえず今度北海道に行ったら、羊を見て
ジンギスカンを食べようと思った次第です。
(いるかホテルには泊まりませんよ・笑)





| 読書記録 | 20:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『風の歌を聴け』村上春樹

春樹さんのデビュー作ですが、初めて読みました(笑)
ものすごい逆さまになってるな

でも最初に読んだ春樹作品がコレだったら
もう次の春樹作品を手に取ろうと思わなかったかもしれない(笑)

後の作品を知ってるからそう思うのかもしれないですけどね?
いや、むしろ後の作品を知ってるから最後まで読めたのかもな?

どっちにしても、村上春樹の真髄はあちこちにあるものの
まだスタイルが固まってないぼやっとした感じでした。
1回さーっと読んだだけじゃ。

でもまあ、後に続く作品を読んでから、
また立ち戻りたい作品ではあります。

そうするとまた別の作品も読み返したくなり
果てしない堂々巡りが始まりそうなのよね(笑)
だって、1冊読み終わる頃には、2冊前に読んだ内容が
あやふやになってしまってるもんで(^^ゞ

それぞれ3回ずつくらい読むと、かなり頭に入ります。
えー、これは加齢によるものではなくて、若い頃からです(笑)

| 読書記録 | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『落下する夕方』 江國香織

読み終わったあと、すごく悲しくて悲しくて
しばらく引きずってしまいました。久々に

どうして、こんなに悲しいのかと思ったら
私も華子をすごく好きになってたからだった
まんまと
他の色んな男の人と同じように


華子が死んでしまって、とてつもなく悲しい

最後まで読んでもなんにも説明されなかったけど。
この人はこうこうでした、とか
華子は、こうでした、とか
弟とは、こうでしたとか
種明かしは何もないけどそれが余計に切ない

だって語るべき華子がいないんだもん・・と思えてしまう
その後、作家がいくらでも書けるはずだけど
でも華子がいないなら、華子の言葉でないなら
ウソになってしまう・・って思ってしまうってどういうこと。

だいたいこんな子がそばにいたら、ましてや一緒に暮らしてたら
私にとって一番困るタイプだし、とんでもないんだけどね

そもそも華子が原因で彼と別れてしまってるわけで
憎みこそすれ・・って話ですよ

あるいは、華子になりたいのかもなぁ
とてもなれない対極にあるからこそ



| 読書記録 | 11:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『虹』 吉本ばなな

まだ「吉本」だった頃の「世界の旅シリーズ」ですね。
読んでなかったのか・・(^^ゞ
ばななさんは大好きでほとんど読んではいるんだけど
出版を待ちかねて順番に買って読んでる・・ってわけではなくて
誰かに借りたり、古本屋で買ったり、ネットで買ったり
わりとバラバラに読んでしまってるんだなーって感じです。

世界の旅シリーズ、タヒチが舞台です。
全編タヒチってわけじゃないんだけど。
タヒチを旅行中に、日本での回想が入ってくる感じで
徐々に、どうしてここに来る事になったのか・・が
わかってきます。

最初は、主人公の女の子の成長物語かな・・と思ってたけど
最後まで読んだら、ああ、恋愛物語だったんだ~・・
気が付くのが果てしなく遅い気もするけど(笑)
自分の鈍さに驚く主人公・・・よりも、鈍い読者(爆)

直接会ったりするわけじゃないけど
同じ動物や植物の世話を通して、交流してる感じは
たまらなく素敵だなあ
それは恋に落ちるなあ

例えばそれが動物や植物でなくても、
同じモノを見て、同じように心を傾ける・・ってのが
やはり恋の第一歩なのでしょう

| 読書記録 | 17:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『泣かない子ども』 江國香織

初めて読む江國さんのエッセイ
その人となりがわかってエッセイは好きなんですけど
これは、まるで短編小説を読んでるようでしたよ。

小説とエッセイと、雰囲気が変わる作家と変わらない作家が
いると思うのですが(具体例は今思いつかないけども)
江國さんは、まさに(少なくともこの時点では)小説と同じ
透明で、どろどろした生活感のないエッセイだなーと。

それは、江國さんそのものが、透明で生活感のない人ってことなのかな?
96年に刊行されたものなので、かれこれ12年前のものだし。
書かれたのは、さらにその前のものなので、ずいぶん若い頃なのね。
(それでも、その頃の私がもう子どもを産んでいたと思うと
 何とも言えない・笑)

途中、読書日記があるのですが、その読みっぷりもさることながら
こういう読書日記を読むと、私ももうちょっときちんと読んだ方が
いいかな?と反省しますわ(笑)
ま、作家じゃないから、いいのか。

| 読書記録 | 16:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『アルゼンチンババア』よしもとばなな

これは失敗したのよねー
何しろ読む前に映画の情報を見ちゃってたからなあ
だから、どうしても「アルゼンチンババア=鈴木京香」のイメージが
あったんだけども。

でもやっぱり本を読むと鈴木京香じゃない、アルゼンチンババアが
ちゃんと脳内で動いてくれました(笑)
鈴木京香だとちょっとキレイすぎる感じよね?
遠巻きにするより、お近づきになりたい感じがしてしまう。

ばななさんらしく(?)いきなり「母の死」から物語は
始まるわけですが、お母さんが好きだったイルカの墓石だとか
文章の区切りに、イルカのマークがあったり

この間読んだ『ダンス・ダンス・ダンス』にも
いるかホテルが出てきたんですけどー・・と思いながら(笑)


読み終わってから、映画のサイトを見てみましたけども。
あのビルの感じは、とってもそのまんまだったなあ

まあ、ただお父さんもカッコ良すぎるわ(笑)
映画だから仕方ないんだけど。

| 読書記録 | 16:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ダンス・ダンス・ダンス』(上・下)村上春樹

ちょうど20年前の作品ですが、今回初めて読みました。
春樹作品は結構読んでるようで、意外と読んでない(笑)

最初はややもすれば抽象的な、春樹ワールドが展開するのかなと
思いきや、途中から舞台を北海道にうつし(俄然前のめりに)
だんだんミステリーな色合いも出てきて、止まらなくなって
一気に上下読んでしまいました。

春樹作品はよく読み終わっても、どこに結論を持っていったらいいのか
それぞれの登場人物をどこに落ち着かせたらいいのかわからなくて
しばらくじたばたすることがあるんですけども
これは比較的、腑に落ちる終わり方だったかな。

それぞれが、とりあえずはそれぞれの所に落ち着いたのが
見える感じがしました。

が、実はこれ三部作と呼ばれてるものの続編
ですが、その前作を読んでないわけで。
いや、一部だけ読んでるのかな。

というわけなので、また遡って読んだり
もう一度読んだりしないといけない羽目になってます。


ちなみに、ラスト近くで6月の北海道の美しさを描いた文があって
ワタクシが地団駄踏んだのは言うまでもありません。


さらに、春樹作品を読むと掃除がしたくなる・・というジンクス通り
これを読んでる最中と、読み終わってしばらくは掃除をしてしまってました・・・

| 読書記録 | 15:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒペリカム・カリシナム


16年前の5月
マシンの(その頃はまだ「マシン」になるとは思いも寄らなかった)
予定日を控えて、まだ1歳半にもならないリクをベビーカーに乗せ
近所をぐるぐるぐるぐる散歩しておりました

予定日が5月の終わりなのに、まだ下がっていないから
しっかり歩きなさいと産科医に言われての事
妊娠初期に流産しかけたとは思えないとどまり方だったわけで。

家の近くの遊歩道には、グランドカバーとして
植えられていた名も知らぬ花のつぼみが
日に日に目立つようになってきました。

毎日眺めながら、でもきっと、この花が咲く頃には
出産して入院するから、どんな花が咲くのか
わからないんだろうなあ・・・と。

爽やかな季節を気持ちよく、相変わらずぐるぐるぐるぐる
こんないい季節に生まれてくるなんて、幸せだなあと
てくてくてくてく


ところが
あにはからんや

黄色い花が咲くのを見てしまったのです

ヒペリカム・カリシナム



予定日が過ぎても生まれる気配がなく
あんなに歩いてるのに下がってくるでもなく

結局は予定日を一週間過ぎて、誘発剤で出産したのが
16年前の6月8日月曜日でした。

生まれてみれば、3800グラムの巨大な赤ちゃん
育ちすぎだよ・・・・

どんな花が咲くのか見たかったんですかね(笑)


毎年、ヒペリカム・カリシナムが咲く度に
まだこの花を知らなかった自分を思い出します


誕生日おめでとう

| 子育て | 13:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ホリー・ガーデン』江國香織

長編なのです。
でもあまりにも、起承転結がくっきりしてなくて
事件らしい事件が起こらず、だから決定的な解決もせず
淡々と進んでしまうので、うっかりするといったい誰が主人公で
誰の話なんだか、わからなくなってしまいます(笑)

最初に出て来た果歩が主人公かと思いきや
途中から友達の静枝が同じくらいの比重で登場するし。

ただ、でも人生ってそうだよなー
小説よりも奇なりと言う事もあるけども
おおむね小説より平凡なのが人生(笑)

とはいえ、果歩にしろ静枝にしろ、どこにでもいそうと言えば
いそうだけど、ちょっと変わってるところがあるのが
小説的なのかな。

いや、現実にだって、周りにいる人のことを何から何まで
知ってるわけじゃないし。
表面上、ちゃんと眼鏡屋さんで働いてたり、ましてや教師をしてたら
普通の人だと思ってしまうもんな~
でも、よくよく知り合えば、ちょっと変わったところがある人も
これまたたくさんいるんだよなあ

途中までは、誰に焦点をしぼっていいかわからなくて
事件も起こらなくて、退屈になりかけたけども
後半はゆっくり物語も動いて、でもキッパリ結論は出てなくて(笑)
きっぱりは出てないけども、ほんのりとは前向きな明るさも見えて
良かったかな。

それにしても『つめたいよるに』の解説に江國さんと並んで、
よしもとばななさんと村上春樹さんが死を遠いものではなく
近いものとしてとらえてるという点で同じ感覚だというようなことが
書いてあったんですが、この解説にも、ばななさんとの共通点を
あげてあったんですよ・・・

春樹さんもばななさんも大好きで、平行して読む事がよくある私ですが
えー、全然違うのになあ・・・と思ったんですよ。

でもま、私が特に好んで読んでる3人の名前が並んで出てくるってことは
私が好きであるという傾向として、やはり似通ったところがあるのは
否めないのか・・とも思ったりして(笑)
好きだからこそ、細かい違いに気になってるけども
大きな小説のカテゴリにすると、同じ所に入っちゃうのかな・・



| 読書記録 | 11:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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